甘酒のカロリー糖質は高い?酒粕と米麹での違いは?

(2017.11追記)今回は、美容や健康効果が話題になっている、甘酒のカロリーや糖質についてご紹介します!ひと口に甘酒といっても酒粕を使用したものと米麹を使用したものがあり、実はそれぞれ栄養成分もことなります。

最近では甘酒に含まれる豊富な栄養成分が話題となり、お正月以外でも甘酒を飲む機会が増えています。そんな甘酒はカロリーや糖質量的にダイエット中に飲んでも大丈夫なのか?ということは気になりますよね。早速見ていきたいと思います。




甘酒のカロリー

カロリー
米麹甘酒100ml 約81kcal
酒粕甘酒100ml 約94kcal (132Kcal)

※上記はそれぞれ砂糖無添加の場合。()内は砂糖10g追加した場合。作り方により栄養価はまちまちです。一般的な参考値としてお考え下さい。

カロリーはやや米麹の方が低めとなりますが、

上記はどちらも砂糖を加えていない数値となります。

米麹を使用した甘酒は麹に甘みがあるので通常は砂糖を入れずに作られます。

一方で、酒粕を使用した甘酒は、そのままだと甘みが全くありません。

このため、酒粕甘酒の場合は通常、砂糖を足して作られます。

当然ですが、砂糖を足すとその分カロリーも高くなります。

上記の酒粕甘酒に砂糖10g(38Kcal)を足した場合、

カロリーは、132Kcalとなります。

一般的な酒粕で作った甘酒の場合、

砂糖を加えた分だけ米麹で作った甘酒よりカロリーは

高くなると覚えておきましょう。

単純にカロリーだけでみた場合、

米麹で作った甘酒は1日に100ml~200ml位であれば

ダイエット中でも許容範囲内と言えそうです。

一応、上記は食事としてではなく、おやつとしてカウントした場合で、

ダイエット中のおやつの上限カロリーを200kcal/日までとし考えています。

甘酒の糖質

 糖質量
 米麹甘酒100ml  約18g
 酒粕甘酒100ml  約8g (約18g)

※上記はそれぞれ砂糖無添加の場合。()内は砂糖10g追加した場合。作り方により栄養価はまちまちです。一般的な参考値としてお考え下さい。
米麹甘酒は発酵食品です。発酵する途中でぶどう糖が作られるため、

そのままでも自然な甘みがあります。その甘みの分、

糖質量は酒粕に比べて少し高めとなっていますが、

酒粕甘酒も砂糖を追加すると、米麹で作った場合と

ほぼ同じくらいの糖質量になります。

糖質量からみると、ダイエット中に甘酒はちょっと糖質量が高すぎるイメージです。

どうしても飲みたい場合は、酒粕甘酒の場合なら手作りして、

砂糖の量を少なめにするか、(酒粕甘酒は砂糖が少なすぎると全くおいしくないので、

悩ましいところですが…)飲む量を少しだけにして飲み過ぎには

注意した方がよさそうです。

甘酒って甘くて飲みやすいので、ついつい飲み過ぎてしまうんですよね…

しかも甘酒のベストシーズンであるお正月はほかにも誘惑がたくさん…

私も注意します(笑)

市販の麹甘酒のカロリーと糖質量

カロリー 糖質 内容量
森永のやさしい米麹甘酒 77 17.8 125㎖
プラス糀 甘酒 無加糖 93 21.1 125㎖
黄桜 甘酒 69 15.5 100㎖
白鶴 あまざけ 82 18.7 100㎖
白鶴 あまざけ

しょうが入り

82 18.6 100㎖
大関 甘酒 68 15.2 100㎖

※それぞれ1本あたり



出典:http://www.kizakura.co.jp/

市販の酒粕甘酒のカロリーと糖質

カロリー 糖質
森永甘酒 121.6 28.7
森永甘酒しょうが 121.6 28.7

※1缶(190ml)あたり




森永の缶入り甘酒は、酒粕と米糀をブレンドして作られています。

引用:森永HP http://www.morinaga.co.jp/amazake/products/?id=products11

米麹甘酒と酒粕甘酒のちがい

甘酒には大きく分けて2種類あります。

ひとつは米と米麹から作るものです。

米と米麹を煮詰めて発酵させると甘酒になります。

作るまでに手間と時間がかかります。

もうひとつは酒粕から作るものです。

酒粕とは、日本酒を作る時に出る白っぽい粕のことを言います。

この酒粕に水と砂糖を加えて煮詰めたものが酒粕で作る甘酒です。

家庭でも手軽に作れる点が嬉しいですね。

どちらも米から作られていますが、味はことなります。

米麹から作られる甘酒は、ノンアルコールでほのかに酸味があり、

米麹の自然な甘みも特徴です。

一方で、酒粕から作られる甘酒は、砂糖を入れる分甘みが強く、

わずかにアルコールが含まれるため、お酒らしい味わいと香りが特徴的です。

米麹甘酒の栄養と美容効果

・お通じをよくする

米麹が発酵する過程でぶどう糖とオリゴ糖が作られます。

オリゴ糖には腸内環境を整える働きがあり、便秘改善効果が期待できます。

・うるうる美肌

ビタミンB群が含まれており、吹き出物や炎症を抑え、

肌の乾燥を予防する美肌効果が期待できると言われています。

・お肌のシミ予防

麹に含まれる酵素に、シミやくすみを予防する効果があると言われています。

米麹で作る甘酒には、発酵食品ならでの酵素がたくさん含まれています。

酵素は熱に弱いので、沸騰させないようにしてくださいね。




酒粕甘酒の栄養と美容効果

・ダブルの美肌効果

酒粕には、たんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質はなめらかな肌や髪を作る栄養素であり、

様々な体の器官を作る材料となります。

また、米麹同様、ビタミンB群も含まれており、吹き出物や炎症を抑え、

肌の乾燥を予防する美肌効果も期待できます。

日本酒を作る杜氏の手が綺麗だという話はあまりに有名ですが、

日本酒を作る過程で出来る酒粕にも同じ効果があるそうです。

・お通じをよくする

食物繊維も含まれているため、便秘の解消効果も期待できます。

まとめ

甘酒のカロリーと糖質は以下の通りです。

カロリー 糖質量
米麹甘酒(100ml) 81Kcal 18g
酒粕甘酒(100ml) 94Kcal (132Kcal) 8g(18g)

※()は砂糖10g追加した数値です。

甘酒を飲む場合は、

カロリー制限ダイエット中は100ml(酒粕)~200ml(米麹)まで位、

糖質を気にする場合は酒粕も麹も50ml程度にした方が良いでしょう。

ちなみに…甘酒は古く古墳時代から飲まれており、

江戸時代には俳句に使用する夏の季語にもなっていたそうです。

甘酒は冬に飲むものだとばかり思っていたので驚きでした。

甘酒はその栄養価の高さから、

夏バテ防止のために飲まれていたほどなのだそうです。

甘酒売りという人も町中にいたのだとか。

一昔前の豆腐や焼き芋売りのような感じでしょうか。

甘酒には美容効果もある栄養素がたくさん含まれているので、

甘酒を飲む場合は、ほかの食事を調整して、

きれいになれる栄養素を賢く取り入れたいものですね。

いかがでしたか。ちょっぴりカロリーや糖質の高い甘酒ですが、

美味しくて美容成分もあるのでダイエット中も適度に楽しんでみても良いと思います。

あなたのダイエットのお役に立てれば幸いです。ではまた!

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