どうも、mimiです。今回は、おせち料理の定番でもある松風焼き(のし鳥)のカロリーや糖質、栄養価、読み方や名前の由来などについてまとめてみました。
松風焼き(のし鳥)のカロリー
●基本的な材料(2人分)
鶏ひき肉100g
ねぎ25g
しょうが1かけ・しょうゆ(大1/2)・みりん(大1/2)・みそ(小1/2)・ごま(適量)
一人分(50g)で約111カロリー
鶏肉メインなので、カロリーもさほど高くありません。また、鶏肉は低脂肪、高たんぱくな食材なのでダイエット中にもうれしいですね。
鶏肉の食感と表面のゴマの脂質と香ばしい風味で満足感も得やすく、腹持ちも比較的よいです。
松風焼き(のし鳥)の糖質量
●上記の基本的な材料(2人分)と同じ
一人分(50g)で約3.7g
糖質ゼロの鶏肉が主材料なので、ほぼ野菜と調味料分の糖質です。非常に低糖質なので、糖質制限中でも安心して食べられますね。
松風焼きは結構食べごたえもありますし、肉なので満足感も得やすいです。
実は私が松風焼きを知ったのは数年前のお正月でした。それまで食べたことがなかったのですが、その時はなぜか食べてみたのです。
そして「え、ナニコレ美味しい!!」となったのです…!!
味の濃いものが多いおせち料理の中で、そこはかとなく上品なお味でかつ、食いしん坊も満足できる食べごたえもある。
その不思議な食べ物の正体が気になって調べたところ、のし鳥という名称であることが判明、さらにいろいろ調べてみたところ、松風焼きという名を知るに至りました。
こんなにおいしいものを今まで知らなかったなんて人生損していました…というくらい美味しかったです。ほんとに。
おせちの中では、松風焼きと伊達巻きは甲乙つけがたい私個人的な人気メニューでもあります。
しかもレシピを調べたところ、意外と簡単に作れそうなので、おかずとして作り置きにも向いていそうです。おせち料理はもともと保存食ですし、作り置きにはもってこいですね。
おまけに低糖質・高タンパクでダイエット中の人にも優秀メニューであることが分かりました。
栄養や効果
タンパク質
鶏肉メインなので、なんといっても高タンパク質が魅力です。タンパク質は五大栄養素のひとつで、内臓や筋肉、皮膚、髪などをつくる材料になったり、免疫力をあげるはたらきもあります。
私たちが生きていくうえで欠かせない栄養素のひとつです。
糖質制限ダイエット中はとくに、エネルギー源の確保や、基礎代謝のアップ、筋肉量の維持のためにも積極的にとりたい栄養素となります。
ショウガオール・ジンゲオール・ジンジベイン(しょうが)
ショウガに含まれる成分です。冷え性を改善したり、胃の調子を整えたり、免疫力を向上させるなどの様々な効果効能が期待できます。いずれも女性には嬉しいものですね。
セサミン(ごま)
アンチエイジング効果のほか、肝機能を高めたり、疲労回復や免疫力をあげたり、また、美肌効果も期待できるとされています。
また、体内の有害物質を取り除き、生活習慣病予防にも効果があると言われています。
松風焼きには、ダイエットや女性にとってうれしい栄養素がたくさん含まれています。
何より、美味しくて(←重要)ヘルシーですし、とくに松風焼きの出番であるお正月は、濃い味付けのものや高カロリー、高脂質、高糖質な食事や飲酒の機会も非常に多く、しかも運動量は低下する期間でもあります。
松風焼きは、そんなお正月にぴったりな、身体に優しく栄養も取れる素晴らしい料理といえますね。
松風焼きとは
松風焼き(のし鳥)とは?について、まとめてみました^^
読みは「まつかぜやき」です。熨斗鳥(のしどり)とも呼ばれることがあり、末広がりの扇型切って縁起物として、お正月のおせち料理にもよく使われます。
日本らしい、涼やかな印象のネーミングです。
製法
一般的な作り方は以下の通りです。
1.鶏のひき肉や魚のすり身に、砂糖、味噌、みりんなどの調味料を加えて混ぜる。
2.厚さ数センチ程度に薄く伸ばして、天火で中に火が通るまで焼く。
3.焼きあがったら上に卵黄を塗り、けしの実やゴマをまぶす。
4.冷ましてから、四角い扇状に切り分ける。
たまごや豆腐を入れるレシピもあります。豆腐を入れるとさらに食感がもっちりとして美味しそうですね。
意味
京都の伝統的な和菓子である「味噌松風」というお菓子に見た目が良く似ているということから松風と呼ばれるようになりました。
和菓子の味噌松風は、お茶会にもよく使われる和菓子で、小麦粉に砂糖と味噌を入れて発酵させて焼き、それを四角く切ったものです。
見た目はカステラのような感じですが、中に味噌が入っているので味はカステラとは全く違い、食感はもちもちしているそうです。
甘くてしょっぱい味が、お茶うけによく合いそうですね。味は和風のパウンドケーキのような感じでしょうか。
また、地方によってはカステラ風ではなく、薄いおせんべい風のものもあるそうです。
表面にだけ、けしの実を散らすことから、表はきらびやかだが裏は寂しい(うら寂しい気がする)という意味があるそうです。
縁起物として、おせち料理に使われるようになったのは、この意味が転じて、裏に何もない=裏表のない正直な人間になるようにという願いが込められているのだそうです。
とらえ方ひとつで、ここまで意味合いが違ってくるなんてちょっと面白いですね。
現在では、手に入りにくい、けしの実の代用として白いりゴマが使用されることも多いです。
由来
能の「松風」という話に由来しているという説があるそうです。平安時代の在原行平という男性と松風という女性の悲恋の物語です。
須磨の浦という場所で二人は恋に落ちるのですが、事情により離れ離れになってしまいます。松風はもう会えない行平を想いながら、須磨の浦でおどり続けたのだそうです。
この時の様子を、松(待つ)風ばかりでうら(裏)寂しと表現したのだそうです。
松風焼きは、けしの実を表だけにまぶすことから、裏側には何もなく寂しい=松風という意味で名づけられたという説があります。
まとめ
カロリーと糖質量(一人分)
カロリー | 糖質 |
111kcal | 3.7g |
松風焼きは、高タンパク、低カロリー低糖質なおかずですので、ダイエット中にも適していると言えます。(ただし食べ過ぎはいけません。とくにお正月は注意です!)
また、手頃に手に入る材料で比較的簡単に作ることができ、作り置きも可能です。お正月だけでなく、ぜひ普段の食事に取り入れてみてはどうでしょう。
今回は、おせち料理の定番である松風焼き(熨斗鳥)についてのまとめでした。いかがでしたでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。ではまた!