福豆(煎り大豆)といえば、節分の豆まきの時に使う豆です。毎年2月にはお家で豆まきをするという方も多いと思います。豆まきにまく福豆は、一粒のサイズは小さいですがとても香ばしくて美味しいですよね。福豆好きな方も多いのではないでしょうか。
福豆は食べ始めると手が止まらなくなり、ついついたくさん食べ続けてしまうことも。気づけば歳の数をはるかに上回っていた…!なんていうことはありませんか?
そんな時に気になるのはやはりカロリーや糖質。今回は福豆のカロリーや糖質などについてまとめました。
福豆(煎り大豆)のカロリー
福豆は、大豆を乾燥させて水分を飛ばし、煎って作られたものです。カロリーは大豆のカロリーになりますが、加工品より食べやすい分、カロリーのとり過ぎには注意が必要です。
カロリー | |
福豆 (100gあたり) | 439kcal |
福豆 (1粒約0.35g) | 1.5kcal |
100gでみると豆だけにかなりカロリーも高い印象ですが、実際に100gというと、約285粒位の計算になりますので、100gも食べることはあまりないと思われます。
一粒あたり0.35gとして1.5kcalなので、もし30歳の人が数え歳の数だけ食べた場合は31粒で46.5kcalほどになります。
35才なら36粒で54kcal、40才なら41粒で61.5kcal、45才なら46粒で69kcalくらいです。カロリーだけでみれば、歳の数程度であれば、ダイエット中におやつ感覚で食べても問題はなさそうですね。
間違っても大袋1パックを丸々食べてしまわないように気を付けましょう。
一般的な黄色い大豆の数値となります。
黒豆の場合は100gあたりのカロリーは20kcalほど上がります。
福豆(煎り大豆)の糖質量
大豆は豆類の中では糖質が低く、豆腐や納豆などの大豆加工品は糖質制限ダイエット中でも食べていい食材に入ります。
大豆を丸ごと煎った福豆の糖質量についても見てみましょう。
糖質量 | |
福豆 (100gあたり) | 13.9g |
福豆 (1粒約0.35g) | 0.05g |
煎り大豆の糖質量も低くダイエット的に見てもかなり優秀と言えます。仮に100g、285粒食べたとしても、糖質は14g程度です。
それでもおやつとしては、目安の糖質を10g程度とすると、ちょっとだけ糖質オーバー気味ですが。
一粒あたり0.35gとして糖質0.05gなので、もし30歳の人が数え歳の数だけ食べた場合、31粒で糖質は1.6gほどになります。
35才なら36粒で1.8g、40才なら41粒で2.1g、45才なら46粒で2.3gくらいです。糖質から見ても、数え歳の数程度であれば、ダイエット中に食べても全く問題なさそうです。
一般的な黄色い大豆の数値となります。
黒豆の場合は100gあたりの糖質量は15.1gとなり、2.8gほど上がります。
節分の豆まきの由来
節分は読んで字のごとく、季節の分かれ目のことを指し、古来中国から伝わりました。四季の分かれ目なので本来は年に4回あります。
それぞれ立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを季節の分かれ目(せちわかれ)としていたのですが、日本では立春の前日だけが節分として豆まきを行う風習となって残ったそうです。
そして季節の分かれ目には、鬼(邪気)が来るとされていて、邪気払いと無病息災を願って節分に豆をまくようになりました。
なぜ煎り豆をまくのかについては諸説ありますが、豆に魔除けの力があると古くから伝えられていたこと、魔物の目(まめ)に豆をぶつけて退治する(魔を滅する=まめ=豆)という語呂合わせなんだそうです。また、豆で魔の目を射る(煎り豆)という意味もあるそう。
節分で鬼役をやられたことのある方はお分かりになると思いますが、あれってかなり痛いんです。私も新入社員の時に会社の豆まきで鬼役に抜擢(?)され、社長に思い切り豆をぶつけられてちょっとイラっときたのを覚えています( `ー´)ノ(笑)
確かに虎パン一丁で全力で豆をぶつけられたら、鬼も大ダメージを受けると思われ、魔除け効果はありそうです。
もし鬼役をやられる方は厚着して、フルフェイスのお面も装着されることを強くおすすめします。
福豆が余った時のリメイク・活用法
節分が過ぎるとスーパーで売れ残った福豆が割り引されているのを見かけます。お家でも豆まきのあと、余った豆の処分に困ることもあるでしょう。
余った福豆のリメイクや消費方法をまとめてみました。
①ミルで粉状にしてきな粉にする
自家製きな粉にすれば経済的です。きな粉は牛乳に入れたり、ヨーグルトにかけたり、小麦粉の代用に使用することもできます。
小麦粉と比較するとカロリーは高いのですが、糖質は1/5程と低くなっています。きな粉はグルテンフリーですし、たんぱく質などの栄養も豊富です。
カロリー | 糖質量 | |
小麦粉(100g) | 368kcal | 73.5g |
きな粉(100g) | 438kcal | 14.1g |
②そのままおやつにする
おやつにする場合は、200kcal以内が望ましいので、一日に食べる量は45g以内にしましょう。(45gで198kcal)
糖質制限をしている場合、糖質10g以内が望ましいので、一日に食べる量は70g以内にしましょう。(70gで糖質量9.7g)
カロリーも糖質も調整したい場合は、45gまで(1粒0.35gとして128粒程)にしましょう。
③お米を炊くときに一緒に入れて豆ごはんにする
お米や調味料とともに、そのまま炊飯器へ入れるだけです。
④味噌汁の具にする
一晩水につけて戻し、翌朝、味噌汁の材料にします。
⑤豆番茶にする
番茶の茶葉に、煎り豆をお好みの量混ぜていつものようにお茶を入れて飲みます。
福豆の代用品?
豆まき本来のルールは全く無視しているのですが、私が通っていた小学校では、福豆の代わりに落花生を使って豆まきをしていました。
理由は、まいた豆を回収するのが簡単なことと、殻をむけばきれいな状態で食べられるというような感じだったと思います。
落花生をそのまま投げつけられる鬼(お父さん!?)は大変かもしれませんが、豆まき後のお掃除(お母さん!?)はかなり楽ちんです。
ご参考までに。
カロリー | 糖質量 | |
福豆 (100g) | 439kcal | 13.9g |
落花生(可食部100g) | 585kcal | 12.7g |
落花生の中身であるピーナッツ1粒あたり約0.6gとすると、1粒約3kcal、糖質量は0.07gほどになります。
まとめ
福豆(煎り豆)100gあたりのカロリーは、439kcal。
糖質量は、13.9gです。
1粒あたり、1.5kcal、糖質量0.05gです。
ダイエット中の場合、一日に食べる量は、45g(128粒)くらいまでにした方が良いでしょう。(198kcal、糖質6.8g)
いかがでしょうか。季節行事も楽しみながら、あなたのダイエットを成功に導くお役に立てれば幸いです。