お正月といえば、おせち料理です。しかし、ダイエット中の身としては、おせち料理のカロリーや糖質が気になります。おせち料理のなかでも注意した方が良さそうなもの。それは栗きんとんです!
おせち料理には必ず入っている、欠かせない存在である栗きんとんは、甘くておいしいおせち料理の定番ですが、甘くておいしいものには糖質がたくさん含まれている可能性が高いです。
そんな栗きんとんについて、糖質やカロリー、ダイエット中の食べ方などについてまとめました。
私の家でも、母と共同でおせち料理を作ります。年始は美味しくて身体に良いものを食べて、健康な身体で一年をスタートしたいものですね。
目次
栗きんとんの材料
おせち料理に使われる栗きんとんは、栗を甘く煮たもの(甘露煮)に、たっぷりの砂糖やみりんで甘く味付けして煮て漉したさつまいもを絡めて作られています。
いもと栗を使用しているなんておいしくないわけがありませんよね。
おせち料理は比較的大人の味の料理が多い印象ですが、栗きんとんと伊達巻きは甘くて子供でも食べやすく、私も小さいころから大好きでした。
とはいえ、そもそも栗は糖質の高い食べ物ですし、あの甘い味からも予測はついていましたが、材料を聞いてもかなりの高カロリーかつ高糖質であることがほぼ決定的になりました。
念のため、栗きんとんのカロリーや糖質を調べてみました。
栗きんとんのカロリー
栗きんとんのカロリーは以下の通りです。
栗きんとん | カロリー |
一食分 (約180g) | 382kcal |
一粒 (約40g) | 85kcal |
栗きんとんのカロリーはおせち料理の中でもトップ3に入る高さです。今までは美味しくてついつい家族と先を争ように食べていましたが、来年からは家族に譲ろうか本気で悩む数値です。
栗きんとん二粒(約80g)で約170kcalありますので、たった二粒で、なんとご飯軽めの一杯(100g)とほぼ同じカロリーとなります。
ちなみに、甘栗、栗の甘露煮と比較すると、甘栗一粒22カロリー、栗の甘露煮一粒25カロリー程です。
栗きんとんの糖質量
栗きんとんの糖質量は以下の通りです。
栗きんとん | 糖質量 |
一食分 (約180g) | 73.8g |
一粒 (約40g) | 16.4g |
栗の甘露煮の糖質は一粒5.4g(角砂糖1個以上)あります、さらに砂糖やみりんにさつまいもの糖質も加わることで超がつくほど高糖質な料理になります。
栗きんとんたった一粒で、ごはん50g(ご飯茶碗軽めの1/2杯)とほぼ同じくらいの糖質量となります。甘くておいしい栗きんとん一粒でも注意が必要ですね…。
甘栗、栗の甘露煮と比較すると、甘栗一粒で糖質4g、栗の甘露煮一粒5.4g程です。
ダイエット中の栗きんとんの食べ方
おそらく、ダイエット中は食べないのが一番良いであろう栗きんとんですが、せっかくのおせち料理ですので、気兼ねなく食べたいものです。
少ない量でガマンする以外に、ダイエット中の栗きんとんの食べ方について考えてみました。
手作りしてカロリーや糖質を抑える
市販のものは、実際にどれくらいの砂糖を使用しているのかが分かりません。いっそのこと手作りにしてしまって安心して食べるという手もあるかと思います。
手作りにすれば、砂糖の量を減らして甘さ控えめにすることで糖質やカロリーを抑えることもできますし、砂糖の代わりにカロリーが低くて血糖値を上げない甘味料を使用することもできます。
おせち料理はもともと保存食であるため、濃い味付けになっており、砂糖や塩、お酢などをたくさん使っています。
どれだけの材料を使っているかが目に見えることで、食べ過ぎも防止できるかもしれませんね。
繊維質と一緒に少量づつゆっくり食べる
栗きんとんを食べる場合、血糖値の急上昇は避けられないと思いますが、先に繊維質の多い野菜などを食べる、一粒を細かく割って少しづつ他のおかずと交互にゆっくり食べるなど工夫してみましょう。
糖の吸収をおだやかにする飲み物と一緒に食べる
一番手軽で安価な対策ですね^^まあ、気休め程度かもしれませんが、糖の吸収を穏やかにするお茶などと一緒に食べるのも一つの手だと思います。
ダイエットの敵のひとつでもある、罪悪感についても少しは減らせるのではないでしょうか。
カロリー・糖質オフのおせちを取り寄せる
個人的にはこれが一番オススメです。なんといっても早い・簡単・手間なしですからね。
普通のおせちと比べると、多少は金額が高くなるかもしれませんが、中には糖質50%オフや医師が監修したというものもあるようですので、これなら罪悪感なくおせち料理を楽しむことができると思います。
栗きんとんに含まれる栄養素
栗きんとんは一般的に栗とさつまいもが使用されています。
栗には、たんぱく質、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが含まれています。
むくみを解消したり、骨や内臓、筋肉の材料となったり、生活習慣病を予防したり、お通じをよくする働きのある栄養素が含まれています。
さつまいもには、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが含まれています。ビタミンEには強い抗酸化作用があると言われています。
また、さつまいものビタミンCは熱に強いため加熱調理しても失われにくいのだそう。ビタミンCには美肌効果も期待できます。
まとめ
栗きんとんは、その黄色い色から金運アップを祈る縁起物として、おせち料理に入っているそうです。漢字で書くと「栗金団」ということで、金のかたまり、団体さまです。年初めに食べることでかなり幸先よさそうですね。
栗きんとんは一粒あたり、85カロリー、糖質量は16.4gあります。
(バターロ―ルパン一個とほぼ同じくらいです…)
残念ながらダイエット向きとは言えない数値です。お正月はほかにも高カロリー高糖質な料理の誘惑が多いですから、どうしても食べたい場合は一粒までにして、周りのさつまいもの餡は取り除くなどした方が無難でしょう。
ただ、1年の始まりを感じるためにも、できればおせち料理は気兼ねなく食べたいものです。糖質オフの栗きんとんと、おせち料理を堪能して、快く1年のスタートを切ってみるのも良いと思います。
いかがでしたでしょうか、お正月もあなたのダイエットのお役に立てれば幸いです。